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古き良きもの

写真はイタリアはナポリ、サンタキアラ教会の中庭にあるマヨリカ焼きの一つで、お風呂の描写ではないのですが、1300年代に作られたもののようです。

近所にある銭湯。息子が大好きで(お風呂後のアイス目当てか?)よく通っていたのですが、この6月で閉店となってしまうそうです。スーパー銭湯ではなくて、街中に溶け込むようにして存在している昔ながらの銭湯は、何かほっとできる人間臭さのある場所だったので、本当に残念です。子供にも気軽に話しかけてくれる地元の方々とのふれあいの場所は、子供の成長にとっても大切な場所だと思います。

時代は流れてゆき、情報は氾濫して、協力より競争ばかりしている気のする今。古きものは淘汰されていくのは仕方のないことなのでしょうか。皆、古き良きものは知っていて、大切にしたいと心の中では思っているのに、時代が、社会がそうはさせてくれないような気がします。その時代、社会を作っているのは人間なんですけどね。自ら作り上げた世の中に翻弄されているということなのかもしれません。

動物医療も日進月歩です。この領域に古き良きものという考えは当てはまりづらいのかもしれませんが、私は、あくまで、生命が持つ自己治癒の力を手伝う、引き出すのが我々の仕事という原点を忘れないようにしたいと思っています。

閉店まで、息子を連れてまだまだ銭湯に通います!

posted date: 2017/Mar/27 /
category: つぶやき
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